2017.10.23

【10.20】CoPURA第3回ミーティング開催ご報告

2017年10月20日(金)に開催いたしました、
CoPURAの第3回ミーティングには、
25名もの方々にご参加いただきました。
第3回のテーマは、
「研究成果の広報 ~伝え方のテクニックと戦略について考える~」
と題して、
報道・マスコミ業界でのご経験が深いお二人の講師の方にご講演いただきました。

国立研究開発法人 物質・材料研究機構経営企画部門 広報室室長で、
元NHK科学番組のディレクターの、小林 隆司 様には、
「恋愛下手?それじゃ科学は伝わらない~何が人をその気にさせるのか~」
と題して、
“見る人の気持ちを上手にいざなうための仕掛け作り”を中心に、
過去に制作された動画などの実例を交えてお話いただきました。
その後、参加者がテレビニュースのレポーターになったつもりで、
番組の構成を作るというワークショップを行いました。
事実を、起こった順に並べるのではなく、
最初に見る人の心をどこで“揺さぶるか”を考えて、
そこから逆算してストーリを作ることを学びました。

続いての講演では、
電気通信大学 産学官連携センター 特任教授で、
元日刊工業新聞社社長の千野 俊猛 様に、
「科学技術の現状と課題~研究成果の情報発信と広報~」
と題して、お話いただきました。
20・21世紀の科学技術の変遷を、経済学的な観点を交えてご紹介いただき、
科学技術と産業が密接に結びついていることをお話いただきました。
科学技術の広報は、専門的であるがために正確に伝わらないということが多々ありますが、
読み手の理解を得るためには、
時には「比喩」や「例え」のように抽象的な表現を用いることも
必要であることを実感しました。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
 

CoPURAの第4回ミーティングの開催は、
1月を予定しております。
内容が決まり次第、本ウェブサイトやFacebook、ご案内メールなどでお知らせします。